Apple Computer(本社:カリフォルニア州クパチーノ)は米国時間2日、カナダ向けにiTunesオンライン音楽サービスを開始した。
同社によると、このカナダ版サイトでも米国や欧州向けのiTunesサービスと同様に、70万曲以上の楽曲を提供するという。また楽曲の利用権も既存のサービスに適用されているものと同じものが提供される。なお、楽曲の価格は1曲あたり99カナダセント(83米セント)になる。
同社は当初、カナダでのiTunesサービス開始について11月末になるとの見通しを示していたが、実際にはそれよりもわずかに遅れての開始となった。
AppleバイスプレジデントのEddie Cueは、「作業が難航した。われわれの予想より数時間遅れてしまった」と語っている。
Appleは同サービス開始にあたって、楽曲の利用権や課税に関する詳細の詰めに加え、サイトをバイリンガル--英語とフランス語の両方に対応させる作業を行った。
AppleはiTunes Music Storeを米国で2003年春に立ち上げ、その後6月には英国、フランス、ドイツに進出した。さらに先月には欧州でのサービス提供国をさらに9カ国追加している。
Appleはカナダで、iTunesの立ち上げに続き、小売店舗の開設も計画している。同社は、来年半ばまでにトロントにAppleストアを開店させる見通しだ。
同社によると、iTunesは米国の合法音楽ダウンロードサービス市場で70%のシェアを握っており、2003年4月のサービス開始以来、あわせて1億5000万曲以上を販売したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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