YouTubeは米国時間1月20日、ビデオレンタルを近日中に同社サービスで開始し、その手始めとして、2009年および2010年のサンダンス映画祭参加作品5本を提供すると発表した。
このレンタル機能は22日に開始され、1月末までサンダンス映画祭作品5本へ適用される予定となっている。YouTubeによると、他の映画や番組のレンタルも近い将来に予定されているが、どのパートナー企業が対象となっているかについては、医療および教育分野が含まれているということ以外は明言していない。
YouTubeは将来的に、パートナー企業の「一部のグループ」と同社が呼ぶ企業を招き入れることで、それらの企業がYouTubeにホストしている映像に対してこの新しいレンタルモデルを適用できるようにする予定だ。また、YouTubeが2009年のこの時期に開始した有料ビデオダウンロードと同様に、ビデオの所有者はビデオの価格を決定でき、また、レンタルで視聴可能な期間を指定できるようになる。
ビデオをレンタルするには、「Google Checkout」アカウントが必要となる。YouTubeは、PayPalなどの支払いプラットフォームを支払いオプションとして利用可能にするかについては明言していない。
YouTubeは長い間、特に、Googleが「Google Video」(現在は終了)からビデオコンテンツ購入機能を取り除いてからは、ビデオ・オン・デマンド・ビジネスへの参入が期待されてきた。また、2009年後半、YouTubeが複数の映画会社と交渉中で、その目的は、YouTubeにおける映画レンタルという案に対する映画会社の関心を高めるため、と報道された。特に、Sony Picturesは、このようなサービスに関して、同社ビデオサイト「Crackle」のブランドイメージの向上を模索していた時期とはいえ、Googleと交渉中であることをあきらかにしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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