Web広告研究会は9月7日、第4回「Webクリエーション・アウォード」の受賞者を発表し、贈賞式式を開催した。「Web人大賞」には、ナビタイムジャパン代表取締役の大西啓介氏が、「Web人 of the year」は、ニュースサイト「iza!」を運営する産経デジタル代表取締役の阿部雅美氏がそれぞれ選ばれた。
Webクリエーション・アウォードはインターネットの発展に寄与する人物やマーケティングに貢献した人物、ウェブで日本市場にインパクトを与えた人物を表彰する目的で2003年から開催されている。推薦によるノミネートからWeb広告研究会が30名の候補者を選出し、一般ユーザーによる応援やWeb広告研究会の投票により受賞者が決定される。
携帯電話とPCで経路探索のサービスを提供するナビタイムジャパンの大西氏は「おそらくケータイ向けサービスでは初めての受賞」と語る。ナビタイムでは2005年の秋からPC向けのサービスも提供しており、急激にサービスの利用が増えているという。そして、今後の展開として「コンテンツ課金だけでなく、位置情報を利用した広告媒体としてもビジネスを展開していきたい」と語った。
また、産経デジタルの阿部氏は「新聞協会賞をいただいた時より嬉しい気持ち。既存のマスコミは頭が固くタブーも多い。それを何とか自分たちで打ち破ろうというスタッフ一同の思いがiza!になったと思う」とiza!に対する思いを語った。そして「(タブーの)小さな風穴くらいはあけることはできたかと思う。まだベータ版だがマスメディアのタブーに挑戦し、既存のメディアを驚かすサービスを提供していきたい」と語った。
また、「Web人ユニット賞」にはリコーのGR BLOGチームが選ばれた。そのほか「Web人賞」の受賞者については以下の通りとなっている。なお、学生向けに用意されている「Web人学生賞」については該当なしとなっている。
受賞者 | 受賞プロジェクト |
---|---|
永沢和義 (有限会社アイビィ・コミュニケーションズ代表取締役社長) | BlogPeople |
岡康之 (松下電器産業コミュニケーショングループ宣伝チーム) | オキシライド有人飛行プロジェクト |
武井信也 (マーズフラッグ代表取締役社長) | MARSFLAG |
松原淳 (ブラザー工業NID開発部事業化グループ) | Blotherhood |
高橋宏祐 (富士通コーポレートブランド室ウェブ戦略担当) | 富士通 ウェブアクセシビリティ |
青野慶久 (サイボウズ代表取締役社長) | サイボウズ |
清水孝治 (ニフティ サービスビジネスグループ コンシュマーメディア部) | Podcasting Juice |
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