2005年の検索業界10大ニュース、1位は「ヤフーのロボット検索を優先表示」

ニューズフロント2005年12月16日 15時58分

 アウンコンサルティングは12月15日、検索エンジンマーケティング(SEM)業界の2005年10大ニュースを発表した。アウンコンサルティングは第1位として、ヤフーがウェブ検索サービスでロボット検索の結果を優先表示するよう仕様変更したことを挙げた。

 2005年の状況について、アウンコンサルティングは「検索という行動がインターネットユーザーにとって身近なものとして定着し、企業のマーケティング活動にとっても見逃せないチャネルであると認識された年」と総括する。

 また、モバイル検索(第5位、第8位)やデスクトップ検索(第9位)、地図と連動した地域情報/ローカル検索(第6位)、商品/ショッピング検索、パーソナライズド検索、コンテンツ連動型広告、行動ターゲティングなどを挙げて、検索サービスの領域が大きく広がった年でもあり、2006年に向けてこれらの動向には注目する必要があると指摘した。

SEM業界の2005年10大ニュース
順 位 内 容
1 Yahoo! JAPANがロボット検索を優先表示。オーバーチュアの広告表示枠も拡大
2 米Googleが米Urchin Software買収。Google Analyticsを無料公開
3 インターネット広告費が初めてラジオ広告費を抜く(電通発表)
4 テレビCMや紙媒体との連動による検索連動型広告のメディアミックスが本格化
5 Yahoo!モバイルもロボット型検索エンジンを採用
6 Google MapsやGoogle Earthを皮切りに、地図検索が人気に
7 MSN サーチ、1億ドルをかけて自社開発した検索エンジンに切り替え
8 モバイル検索に本格化の兆し。先行するYahoo!、gooに続きGoogleもサービスイン
9 Googleに続き、Yahoo!とMSNもデスクトップ検索ツールをリリース
10 相次ぐAPI公開。Googleに対抗し、Yahoo!とMSNが検索APIを公開

 このランキングは、アウンコンサルティングのアナリストが定期的に収集しているSEM業界関連ニュースから、コンサルタント10数名が約50件のニュースをピックアップし、社内でアンケートを実施して決定した。ニュースの対象期間は、2005年1月1日から12月9日となっている。

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