Microsoftの開発者向けツールソフトウェア「Visual Studio 2010」と、「Silverlight 4」、そして「.Net Framework 4」の最終版の準備が整った。
Microsoftは米国時間4月12日、ラスベガスで開催のVisual Studioデベロッパーカンファレンスにおいて、同3製品を発表する。同社によると、Visual Studio 2010と最新の.Net Frameworkは現時点で広く入手可能であり、Silverlight 4は今週にはダウンロード可能になるという。
Visual Studioの新バージョンには、プログラムの動作を追跡する、「TiVo」に似た機能が搭載されている。この機能は「IntelliTrace」と呼ばれるものだ。またVisual Studio 2010では、「Windows 7」と「Windows Azure」に対するサポートや、Microsoftの「SharePoint」製品をベースに開発を行うためのツールも含まれている。
Microsoftは当初Visual Studio 2010を3月22日にリリースする予定だったが、いくつかのパフォーマンス上の問題を解決するためにリリースを数週間延期した。
Silverlightの最新版では、アウトオブブラウザ機能の向上を始めとした機能強化が施されている。「Flash」のMicrosoft版であるSilverlightは一部に問題を抱え、よく知られているようにMajor League Baseballでは不採用となったものの、最近はNBCがバンクーバー五輪で使用したり、Microsoft自身が「Windows Phone 7」用のアプリケーションを作成する主な手段の1つとすることを決定したりと、多少勢いを得てきている。
Microsoftは2009年9月にSilverlight 4の詳細を初めて発表してデモを実施し、11月のProfessional Developer Conferenceでそのベータ版をリリースした。最終版に近いSilverlight 4の「リリース候補版」は2010年3月のMIX10カンファレンスで発表された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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