「Windows 7」のパブリックベータリリースが、「理想的な」スタートを切れなかったことを認めつつ、Microsoftは、約2週間に渡って、同ソフトウェアのダウンロード件数を250万に制限するとの措置を撤廃する方針を明らかにした。
WindowsのコミュニケーションマネージャーであるBrandon LeBlanc氏は、米国時間1月10日に、次のように同社の公式ブログで発表した。
(Windows 7への)非常に高い需要があることを受けて、ダウンロード環境は理想的なものとなっていなかったが、われわれは、こうした状況を考慮して、より良いエクスペリエンスの提供を確実なものとするべく、必要な措置を講じることにした。Windows 7のベータ版をチェックしてみたいというリクエストが多いため、(1月24日までの)今後2週間は、パブリックベータ版のダウンロードを先着250万件に限るとの方針を撤廃することに決定した。この期間中は、たとえダウンロード件数が250万を超えたとしても、自由にベータ版へアクセス可能となる。
Windows 7のベータ版は、9日から提供が開始される予定だったが、ウェブサイトの障害を理由に、ややリリースの延期を余儀なくされていた。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、7日夜にラスベガスで開催された、2009 Consumer Electronic Show(CES)の基調講演において、Windows 7のパブリックベータリリースを正式に発表し、ベータ版のテスターは数百万人規模に上る予定であることを明らかにしていた。Microsoftは、2009年のホリデーショッピングシーズンには、Windows 7の製品版を搭載したPCを発売する意向だったが、Windows担当幹部のBill Veghte氏は、2009年の年末商戦に間に合うかどうかを明言するには時期尚早であるとの見解を示している。Microsoftは公式見解として、Vistaが一般発売された2007年1月から3年以内に、Windows 7を出荷するとしてきた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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