UPDATE この数日間、われわれは「Windows 7」の非公式ベータ版(ビルド7000)のテストを進めてきたが、もし製品版でも、これと同じパフォーマンスが実現するならば、Windows 7は、Microsoftにとって史上最高のOSとなるだろう。
Windows 7のファーストインプレッションをお届けする前に、まずは筆者が、これまで数多くの非難にさらされてきた「Windows Vista」を、Intel Core 2 Duoを搭載するPC上で、(Ubuntuと一緒に)過去18カ月に渡って、特に不具合もなく使用してきたことを紹介しておきたい。
筆者は、Vistaが、「Windows XP Service Pack 2」からの価値あるアップグレードであったと考えている。(大量のリソースを消費すると評すべきかもしれない)明らかな問題も抱え、いくつかの機能はデフォルトでオフにする必要があるものの、Vistaは、2001年に最初にリリースされたXPよりも、実際は非常に安定した使いやすいOSと、筆者は考えている。
当初のVistaのリリース時は、いくぶん不安定な要素もあったものの、Service Pack 1のリリースや、段階的なドライバの改善を経て、現在に至っている。
こうした背景を考慮に入れるに、筆者は、ここ数日の間、Windows 7のベータ版で、Microsoftが、Vistaの強みを活かしつつも、大半の弱みを解消してきたことを発見して、喜んでいるところである。
Windows 7ベータ版のインストールは、快適であった。今回のテストマシン上のドライバサポートは、インストール直後から完璧であり、インストールに要した時間は、たったの30分であった。2度の短い再起動を経て、Windows 7の安定したデスクトップ環境が立ち上がった。とはいえ、メインのパーティションに加え、200Mバイトのパーティションが作成される理由に関しては不明である。デスクトップが立ち上がった直後、最新の33Mバイトのアップデートが通知された。
基本的なデスクトップパフォーマンスは、非常に良好である。Windows 7が、とにかくVistaよりも高速であると、これまで伝えられてきたが、それは真実と言えそうだ。テストマシンのスペックは、2.8GHzのPentium 4プロセッサ、80GバイトのIDE接続のHDD、512Mバイトのメモリというものであったが、確かにWindows 7は、アプリケーションのインストールと起動、ファイルのダウンロード、ウェブの閲覧、その他のタスクの実行を、同時に行ったとしても、まったく問題を抱えることがなかった。
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