Amazon.comは、ホステッドストレージサービス「S3」を多用するユーザー向けに料金の値下げを発表した。基本月額料はストレージのGバイト当たり15セントのままだが、50テラバイト以上を利用するハイボリュームユーザーには、割安な料金が段階的に適用される。
50テラバイトを超えると、月額料はGバイト当たり14セントに下がる。さらに500テラバイトを超えると、料金は12セントで固定となる(詳細は同サービスの新しくなった価格一覧を参照)。
Amazon関係者に今回の値下げについて、単に値下げが可能だったから実行しただけなのか、それとも業務を継続するための資金調達が難しくなるであろう現状を鑑みて技術企業を支援する意向があったのか質問した。すると、答えは前者だという。
規模の増強と運用の改善を通し、Amazon S3の稼働コストを下げることができた。削減した費用を可能な限り顧客に還元するとこれまでも述べてきたが、今またそのときがきた。
(中略)われわれは、ハードウェアやストレージをはじめ、「Amazon Web Services」インフラの稼働に必要な運用コストを削減しようと常に努力している。また、その規模の大きさ(現在、S3は290億を上回るデータを収容している)により、さらなる効率が得られている。これらのコスト削減を進める限り、顧客への費用還元が可能となる。
どんなにわずかな緩和でも今日の技術企業には間違いなく歓迎されるであろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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