Sun Microsystemsは米国時間12月11日、約束通り第2世代サーバプロセッサの設計をオープンソースソフトウェアとしてリリースした。
正式名称は「UltraSPARC T2」となり、すでにサーバ製品に搭載されて出荷されている「Niagara 2」は、GNU General Public License(GPL)の下にある。とはいえ、「Niagara 1」と同様に、以前のGPLバージョン2が使用されている。
「OpenSPARC」と呼ばれるイニシアティブ全般を通じて、プロセッサに詳しいアカデミックおよびエンジニアリング両面の専門知識コミュニティーを築き、SPARCプロセッサファミリーの活性化が目指されている。この目的で、Sunは、5つの大学を「OpenSPARC Technology Centers of Excellence」に指定した。カリフォルニア大学サンタクルス校、テキサス大学オースティン校、ミシガン大学アナーバー校、イリノイ大学アーバナシャンペーン校、そして、カーネギーメロン大学の5校である。
T1とT2チップは共に、高度なマルチスレッド設計を採用しており、マルチタスクを同時にこなすことができる。主要なチップメーカーはすべて、程度の差はあるものの、このマルチスレッド設計のアプローチを採用するようになっており、クロックスピードを上げることでは達成し難い、プロセッサの仕事量アップの実現を目指している。
Sunは、2006年にT1の設計をリリースした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス