Palmは先週、Linuxベースの「Palm OS」は2008年までリリースできないという見通しを明らかにした。
Brighthandによると、2007年中にリリースされるだろうというこれまでの予想からずれこむことになるという。Palmは4月、ACCESS(旧PalmSource)で同様のプロジェクトが進行中であるなか、LinuxベースのPalm OSを自社開発していると発表していた。
Palm OS(現在は「Garnet OS」)は、「Windows Mobile」を始めとする新しいモバイルOSや話題のiPhoneなどと比較すると、かなり古くなっているように見える。Palmは、旧Palm OS用アプリケーションのサポートを維持しつつGarnet OSとLinuxコアを融合させたい意向だが、プロジェクトには予想よりも時間がかかるようだ。
これによりPalmは、iPhoneなどの競合製品に、何年もアップデートされていないGarnet OSで対抗しつづけることになる。Windows Mobile搭載機器も提供するPalmは、iPhoneに関する懸念を認め、iPhoneの盛り上がりの影響で2007年第3四半期に損失が出る可能性があるとして、先週出資者に予告した。同社は先ごろ、非公開株投資会社のElevation Partnersと株式売買を行い、今後大きな動きがあるのではないかと目されている。その大きな動きというのが「Foleo」のことなのかどうか、記者には断言できない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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