アイチケットは4月25日、同社が開発した病院の診療予約サービスに映像コンテンツ配信の機能を追加したと発表した。潜在的なニーズの高い機能を追加したことで、利用拡大を狙う。
病院診療予約サービス「iTICKET plus」は、同社が開発した病院の待ち時間を短縮する順番予約システム「iTICKET」のバージョンアップ版となる。同システムの利用により、病院やクリニックの受付で番号券が発券される際に待合室のモニターに待ち人数とおおよその待ち時間が表示される。また、自宅や外出先で携帯電話やPCのインターネットを利用して、順番予約と待ち人数や待ち時間の確認をできるため、待合室で長時間待つ必要がなくなるという。
iTICKET plusでは、映像コンテンツ配信の機能を加え、診療施設からのお知らせや医師から発信したいコンテンツ、また医療や健康情報のコンテンツを院内モニターに表示できるようにした。
同社では小さな子供をもつ親にアンケート調査を行い、診療予約の待ち時間が長いと感じる人、また、健康や医療に関する情報を医者に聞きたいと思う人が多いという結果を得たという。それらに対応するため、病院の待ち時間に見られる映像配信の機能を加えた。
初年度800施設、3年間で3000施設への導入が目標としている。
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