Appleの次期OSであるMac OS X「Leopard」の出荷が2007年10月にずれ込む、とDigitimesが報じている。Appleが「Windows Vista」との互換性を確保する作業を進めているためだという。
真偽は不明だが、この報道によると、Leopardには「Boot Camp」を搭載することから、AppleではMacユーザーが同一マシンでVistaとLeopardの両OSを確実に動作できるようにしたいのだという。現在ベータテスト中のBoot Campを利用することで、Intelチップ搭載のMacで「Windows XP」を動かすことができる。Appleは、Boot Campの最終版をLeopardに搭載することを計画している。
「iTunes」など、ほかの人気アプリケーションは、今もまだVistaと完全な互換性を確保できていない。VistaではNvidiaなどのサードパーティー製ドライバが適切に動作しない問題も報告されている。しかし、Vistaを利用しているPCユーザーはまだ一部に限られており、Appleが同OSとの互換性を確保するためにLeopardのリリースを本当に延期するのだろうか。
Appleは、Leopardを2007年春に出荷する見通しであることを明かしている。発売されるとすれば、Appleが6月に開催するWorldwide Developer Conference(WWDC)あたりまでということになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」