ウェザーニューズは11月16日から、地震の初期微動をとらえ、揺れる前に震度と到達時間を知らせる「緊急地震速報」を利用したサービス「The Last 10-Second」を開始した。
新サービスはPCに専用アプリケーションをダウンロードした後、現在位置や通知して欲しい震度、マグニチュードなどを設定。気象庁から緊急地震速報が発せられると、PCのデスクトップ上に警告音とともに警告画面がポップアップする。
そのほか、地震後の各地の詳細な地震状況の確認や訓練モードなど機能も充実。訓練モードでは想定されている約200ケースを用い、設定した地域に実際の地震が起こった場合の震度、到達時間など地震の知識を身につけながらシミュレーションが可能という。
気象庁が配信する緊急地震速報は、地震の発生直後に地震計でとらえた観測データを解析、震源や地震の規模を推定、各地の到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる情報。すでに8月1日から、混乱のおそれのない事業者など対象を限定し配信しているが、利用社数は230社程度とまだ少ない。
新サービスにより、企業から個人事業者に至るまで幅広く緊急地震速報を利用してもらうことで、さまざまな利用状況に合わせた試用、活用を見込む。
月額利用料は1250円(支払いは年額1万5000円の一括払いのみ)、初期費用やメンテナンス費用は不要。一定以上のスペックを満たすPCとネット回線があれば、どこでもサービスを利用することができる。PCのほか、携帯電話へのメール通知も可能。試用期間として2007年1月末まで無料でサービスを提供する。サービスは同社サイトから申し込める。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力