長年Intelを支持してきたDellだが、AMDプロセッサを搭載した家庭用PCの可能性を試そうとしているのだろうか?
Dellが同社ウェブサイトで、「Athlon 64」チップのパッケージを6種類販売している。処理速度は2.0GHzから2.8GHzで、価格は「Athlon 3500+」の219.27ドルから「Athlon 57-FX」の1102.91ドルとなっている。
Dellは、サーバ向けの「Opteron」プロセッサやノートPC向けの「Turion」プロセッサのような他のAMDチップは扱っていない。
DellウェブサイトでAMD Athlonプロセッサが突然発売されたのはなぜか?Dellによると、理由は他の小売店で販売されているのと同じで、顧客需要があるからだという。
今のところAMDチップは、まだDellのPCには採用されていない。
Dellは、コンピュータにIntelプロセッサだけを採用する北米唯一の主要パソコンメーカーだ。Hewlett-Packard(HP)、Gateway、LenovoやIBMを含む他メーカーは製品ラインでIntelとAMD両方のチップを扱っている。
何人かのCNET Forum読者がDellサイトでプロセッサが販売されているのを見かけたのは先週のことだが、AMDプロセッサのパッケージだけを提供し、PC、ラップトップやサーバには搭載していないため、盛り上がりに欠けているようだ。
Dellの業界での地位やIntelに対する長年の献身的態度を考えれば、どのようなものであれAMDチップの採用をほのめかすような動きは重大な意味を持つ。かつて、Dell創設者のMichael Dellは、AMDのAthlonプロセッサを実証されていないコンピューティングプラットホームと称し、激しく非難したことがある。一方、最高経営責任者(CEO)のKevin Rollinsは、「AMD搭載のDell製品」に関し、何度か曖昧な態度をとっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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