日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月14日、64ビット拡張テクノロジ対応インテルXeonプロセッサまたはAMD Opteronプロセッサを搭載可能な高性能コンピューティング(HPC)用Linuxクラスタシステム「HP XCクラスタ バージョン2」と、Linuxクラスタシステム向けファイルサーバ「HP StorageWorks Scalable File Share」(SFS)の販売を開始した。
XCクラスタは、ハードウェアプラットフォーム、Linux OS、各種ソフトウェアで構成される統合クラスタシステム。パッケージ化されているので、短期間で導入できるという。
これまで提供していたインテルItanium2プロセッサ搭載モデルに加え、バージョン2では、Xeon(動作周波数3.0/3.4/3.6GHzのいずれか)またはOpteron(同1.8/2.2/2.4GHzのいずれか)の選択が可能となった。さらに、高速通信インターフェース技術InfiniBandにも対応した。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)3.0互換Linux OS、資源管理ソフトウェアSLURM、バッチ管理ソフトウェアLSFなどが付属する。
税込み価格は、816万5850円(Opteron搭載モデル、5ノード、10プロセッサ)から。
SFSは、Linuxクラスタシステム向けのファイルサーバシステム。ノード数に応じてI/O帯域幅を拡張可能なため、高い通信性能を実現できるという。オープンソースのファイル共有システムLustreを採用し、「従来よりも高速かつ信頼性の高いファイル入出力を提供する」(同社)。ストレージは、可用性と信頼性が高く高速なHP StorageWorks Enterprise Virtual Array 3000(EVA3000)と、価格性能比が高いというSFS20を選べる。
税込み価格は、1583万6100円(SFS20、RAID5、ユーザー容量3TB)から。
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