日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月3日、ハードウェア製品の24時間遠隔監視サービス「HP インスタントサポート・エンタープライズ・エディション(HP ISEE)」の提供を開始した。保守契約を締結している全顧客に無償で提供する。「サーバ、ストレージを含めたOS混在環境で、同種のサービスの無償提供は業界初」(同社)。
HP ISEEは、ハードウェア障害を自動通知するISEEクライアントツールをインストールしておき、同社の事業所から監視を行うサービス。同社が販売する全OSと、各種サーバ製品、ミッドレンジ以上のストレージ製品で利用できる。
監視対象のサーバと同社サイト間の通信にはインターネットを使う。ただし、暗号化、改ざん防止、認証などのセキュリティ対策を施し、通信の安全性を確保している。
同サービスを利用することで、システム管理工数/コストの削減、システム信頼性/可用性の向上、障害発生から検知までの時間の短縮といった効果が得られる。さらに、遠隔地から初期調査が行えるので、早期に適切な処置が可能となり、障害復旧率が向上するという。「米Hewlett-Packard(HP)はHP ISEEを5万台以上のサーバに導入し、障害通知から修理完了までの時間を平均20%短縮させた」(日本HP)
対応製品は以下の通り。
【サーバ】
【ストレージ】
【OS】
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