ミラクル・リナックス(佐藤武社長)は12月16日、64ビットCPUに対応したLinuxOS「ミラクル・リナックス・V3.0・アジアナックス・インサイド・フォー・x86-64」を05年2月28日に出荷開始すると発表した。既存のLinuxユーザーに加え、データベースシステムやテラバイト級のファイル管理システムなどを導入する企業を中心に新規顧客の開拓を図っていく。
佐藤社長は、「最近では、ハイエンドシステムにLinuxを導入するニーズが高まっている」と、多くの新規顧客を獲得できる自信を見せており、iDC(インターネットデータセンター)や金融機関、官公庁などに販売のアプローチをかけていく。
新製品は、同社と韓国のハーンソフト社、中国のレッドフラッグ社の3社が提携し、アジア地域から新しいOSS(オープンソースソフトウェア)を発信してアジア標準のOSを開発するプロジェクト「アジアナックス」により製品化が実現した。
また、同社では05年1月1日にサポート期間を6年間から7年間に延長するほか、ダンプ解析およびパッチ提供の障害対策を行う「エンタープライズ・サポート」の追加、4月1日から1回で顧客からの問い合わせを解決する「1ショットサポート」や24時間サポートを追加するなど、サポートサービスプログラムを改訂。サポートの強化で顧客増に弾みをつける。サポートビジネスは、売上成長率50%増を目指している。
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