Samsungが同社最新のリムーバブルストレージ製品を発表した。携帯電話機への採用を想定したこのマルチメディア・メモリカード(MMC)の大きさは、標準的なMMCの4分の1しかない。
MMCmicroのサイズは縦12mm、横14mm、厚さ1.1mmで、標準的なマルチメディア・メモリーカード(縦24mm、横32mm、厚さ1.4mm)の4分の1、また小型MMC(Reduced-size MMC:縦24mm、横18mm、厚さ1.4mm)と比べても3分の1程度の大きさだ。
2002年に発売された小型MMCは、携帯電話機市場をねらったものだったが、端末の小型化が進み、機能もさらに強力になっていることから、MMCmicroを採用すれば大きなアドバンテージを得られると、Samsungでは説明している。
「SamsungのMMCmicroは、これほどサイズが小さいにもかかわらず、高い信頼性を持ち、優れた性能を発揮することが、広範なテストを通じて証明されている」と、同社は今週発表した声明の中で述べている。
Samsungによると、MMCmicroカードは当初32Mバイト、64Mバイト、128Mバイトの3種類が発売される予定で、データの読みとり速度は毎秒10Mバイト、また書き込み速度は毎秒7Mバイトになるという。同カードと携帯電話機をつなぐインターフェースの転送速度は理論値で最大26Mバイト/秒となっている。
なお同社は2005年初めにMMCmicroカードの量産に入る予定だと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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