Hewlett-Packard(HP)が米国時間6月1日に、オープンソースソフトウェアに対するサポートを拡大する計画を発表する予定だ。
同社は、オープンソースのデータベースプログラムであるMySQLと、JavaベースのアプリケーションサーバであるJBossを自社のサーバに搭載し、両製品のサポート業務を行う予定だ。
IBMに比べると目立たないが、HPはCompaqとの合併以来オープンソースソフトウェアの分野で大きな利益をあげている。HPは最近、Novellと協力して、自社のデスクトップPCにLinuxを搭載する事業を開始している。また、同社はIntelベースのサーバにLinuxを搭載することを推進するほか、SCO Groupによる訴訟の対象になった場合に法的責任を免責することを業界で初めてユーザーと約束している。
HPはMySQLとJBossを通して、オープンソースソフトウェアに対するサポートの範囲を、サーバベースソフトウェア市場で最も成長の著しい2つの分野に拡大することになる。
スウェーデンの新興企業MySQLはここ数年の間に急速に成長し、今ではMicrosoft SQLのライバルになりつつある。MySQLは昨年、売上が倍増して1200万ドルに達し、今後も引き続き成長するものとみられる。
一方JBossは、Javaを生んだSun Microsystemsやほかの新興企業によるオープンソースソフトウェアへのアプローチと長い間争ってきたが、Javaベースのウェブアプリケーションを走らせる際の主要な選択肢の1つになりつつある。
MySQLとJBossの2社は今年に入って、大規模な企業向けに共同でマーケティングを行う提携を結んでいた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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