Advanced Micro Devices(AMD)は、アジア市場で同社の偽プロセッサが見つかったことを受け、同地域のコンピュータ再販業者の摘発に乗り出した。
フィリピンのローカル紙The Philippines Enquirerが伝えたところでは、AMDによるこの検挙は、フィリピンの捜査当局(National Bureau of Investigation)が数カ月にわたって続けていた調査を受けてのものだという。NBIは、AMD製CPUを「マークし直した」ものが同国各地のコンピュータ販売店に出回っているとの通報をAMDから受け、この調査を行っていた。
マークをし直したチップとは、型式が古く動作速度の遅いCPUに手を加えて、より高速で高価なプロセッサに見せかけたもの。同紙の報道では、AMDのDuronおよびAthlon製品で、こうした偽のチップが見つかっているという。
AMDの関係者は、こうした不正なチップを販売していたフィリピン企業4社の提訴を検討中という。
この報道では、同様の摘発がアジアの他の地域や欧州でも行われていると付け加えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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