米Sun Microsystemsは、さまざまな製品をアップデートし、プログラミングツールのビジネスに弾みをつけようとしている。
同社は米国時間12月3日に開かれる、各四半期に一度の顧客向けの会議の席上で、既存のJavaプログラミングツールに追加される数多くの機能の詳細を発表し、また間もなく登場する別のツールの名前を明らかにする。これまでProject Raveと呼ばれていたこのツールは、今後Java Studio Creatorという新しい名前で呼ばれることになる。
Sunは、グラフィックプログラミングツール、とりわけに米MicrosoftのVisual Basicに精通している企業アプリケーション開発者を狙った新しいツールを開発している。Java Studio Creatorは比較的単純なウェブアプリケーションを短時間でアセンブルできるよう開発されたもので、開発者は米国時間3日から始まる早期利用プログラムを通して、その「テクノロジープレビュー」を入手できる。
Javaウェブサービス・ツールのマーケティングを担当するSunのバイスプレジデント、Joe Kellerは、Java Studio Creatorのベータ版は来年早々、そして最終版は来年半ばにリリースを予定していると語った。
Sunが後援するNetBeansオープンソースプロジェクトでも、NetBeansツールセットのアップデートを計画している。このツールは、同社の他の商用ツール製品の土台となっているもので、年明け早々のリリースを目指すNetBeansバージョン3.6は、ユーザーインターフェースとツールのパフォーマンスが改良されていると、Kellerは説明した。
「ユーザーインターフェースの改良、全体的な速度向上や他の機能に関して、素晴らしい反応が返ってきている。なかには、このアップデートがきっかけとなって、Eclipse(IBMが推進するオープンソースプロジェクト)からNetBeansへ戻ってくる開発者もでてくるだろうという者もいる」と、同氏は説明した。
Sunはまた、Java Studioに既存のツールもバンドルしている。これは、一般に、より複雑で大規模なアプリケーションを構築する、熟練したJava開発者を対象にしたもの。Sunは開発済みのソフトウェアコンポーネント群とツール類からなる「アプリケーションフレームワーク」を、695ドルのJava Studio標準版に付属して提供する予定だ。ちなみに、同社はこれまで、アプリケーションフレームワークを1500ドルで提供していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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