米IBMは、デジタル文書に関して米Adobe Systemsと契約を結んだ。成長を遂げる同市場での最新の提携となる。
IBMは、AdobeのForm Server、Form Designer、Readerの各製品を、自社のビジネス向け製品DB2 Content ManagerおよびDB2 CommonStoreと統合する。これは、企業が現在紙ベースで行っているプロセスを自動化する際に支援を行うことを狙った動き。今後Adobeのソフトウェアは、WebSphereおよびTivoliという、さらに2つのIBM製品とも統合されるようになる。
この提携は、デジタル形式のフォームや文書の利用を容易にしようというトレンドの最新のものとなる。米MicrosoftやAdobeなど、IT企業各社は、それぞれ別の電子フォームプロジェクトを進めている。また、ビジネスデータの共通語として、XMLの採用がますます増えるなかで、電子フォームに対する関心も高まっている。
IBMの話では、DB2 Content Manager、Adobe Reader、そしてPDFを組み合わせることで、たとえばローン申請用紙などの書式の記入や処理のような、労力を必要とする作業が、完全にデジタル化できるという。これによって、企業では処理・保存・取り出しにかかるコストを低減できると、IBMでは説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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