シャープは10月17日、シャープグループが一丸となってさまざまな問題解決に取り組むR-CATS活動(小集団活動)に、2003年度下期から着手したことを発表した。この活動の目的について、同社は「職場全体が協力して解決を目指すことで、業務の効率化や成果の拡大を図るとともに、人と組織の力を最大限に高めること」と説明している。
同社がこれまで行っていた小集団活動は、品質/CS面の向上を目指して生産部門やサービス部門が実施するCreative・Action・Teams(CATS)と、業務の効率化を目標に各本部や本社のスタッフ部門などが参加するCommunication・Compliance・Challenge(3C)の2つに分かれていた。R-CATS活動はこれらを1つに集約し、生産や品質部門だけでなく、商品企画、技術、スタッフ部門から販売会社などの関係会社までを含む同社グループが全て参加して、問題解決を図ろうとするもの。
活動のテーマには、日常業務のなかの身近な問題や課題を「企業の社会的責任」(CSR)の視点で取り上げる。「例えば、資材部門では『環境配慮型の部品/材料の調達』、サービス部門では『修理/サービスのより迅速な対応に向けた取り組み』といった現実に即したテーマを設定する」(同社)
2003年度下期のR-CATS活動のスケジュールは以下の通り。
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