米Macromediaは10日(米国時間)、トレーニングおよびプレゼンテーション用ソフトウェアBreezeの企業向け新バージョンをリリースした。
新バージョンのBreeze Liveでは、企業が、米MicrosoftのPowerPointソフトウェアで作成されたコンテンツをオンラインプレゼンテーションとして伝送し、どのウェブブラウザでも見られるようになる。またBreeze Liveでは、PowerPointファイルに音声やビデオ、そしてクイズや調査などのインタラクティブな機能を追加して、企業のトレーニングソフトとしての完全パッケージを作成できる。
「これは聴衆に意味のある形で情報を提示できる、非常に柔軟な方法だ。情報をどう提示するか、誰に見せるかという点では、非常に高い柔軟性が得られる」と、Breezeの上級製品責任者Leesa Leeは言う。
基本のBreeze製品は、PowerPoint文書を、人気の高い同社のFrashアニメーション形式に置き換え、これをベースとしたウェブ対応のコンパクトなファイルに変換する。これは今年Macromediaが、専門ソフトメーカーのPresediaを買収して受け継いだ製品である。
Breeze Liveはこれに、他のメディアタイプや、ライブチャットやテレビ会議などのインタラクティブ機能のサポートが追加されている。さらに、全てのコンテンツはFlashで配信されるので、何らかのウェブ接続が可能なユーザーなら、ダウンロードやページのローディングに長い間待たされることなく、コンテンツにアクセスできる。
「拡張性があって非常にコンパクト、そしてさまざまな帯域幅のレベルに調整可能という、Flashの長所すべてを備えたリッチメディア機能が利用できる」(Lee)
Macromeiaはソフトウェアのパッケージ販売以外に、オンラインでの販売モデルの実験を行なっていることで知られているが、同社はBreeze Liveでもこの販売を採用。Breeze LiveはMacromediaがホストするウェブアプリケーションか、ライセンスされたサーバソフトとして提供され、価格は設定に応じて2万〜20万ドルとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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