ジャストシステムは4月17日、2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)通期業績について、昨年11月の「中間決算短信」で報告していた予想値を修正すると発表した。パッケージソフトウェアの店頭における販売および企業向けソフトウェア販売の不振、特別損失の増大などにより、売上高と経常損益が予想を下回る見通しとなったという。
単独ベースの業績では、売上高が前回予想の137億円から17億5400万円減の119億4600万円、経常利益は前回予想の7億5000万円から19億3000万円減のマイナス11億8000万円となる。純利益は先の予測値の1000万円から一転し、40億5000万円の赤字となる。販売用ソフトウェアの追加償却や、株式評価損などの特別損失58億5000万円が要因だという。
連結ベースの業績では、売上高が前回予想の137億8000万円から17億4400万円減の120億3600万円となる見込み。経常利益は前回予想の3億5000万円から18億4000万円減り、マイナス14億9000万円となる。また前回、1億円の純利益を予想していたが、これは38億5000万円の赤字となる。
ジャストシステムは今後、パッケージソフトウェア事業での安定成長による収益確保を図りながら、e-Japan計画で拡大が期待される官公庁・文教市場を中心としたライセンス事業など、新規事業での売上拡大で成長を目指すとしている。
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