インターフェースにおけるベータ版からの主要な変更点の1つは、タブに関するものだ。ベータ版では、Chrome風の「Tabs on Top」を実験的に取り入れていたが、正式リリース版には採用されていない。ベータ版のスタイルでは、タブのフォントが読みにくい場合が多く、またあまりにもChromeに似すぎていた。新しいタブのスタイルは、以前のタブのスタイルによく似たものになっている。
Cover Flowが、ブックマークと履歴をグラフィカルに閲覧する方法として利用できるようになった。ただし、やや古めのコンピュータを使用している場合は、こういったグラフィック機能の改良点はまだ使用できないだろう。
そのほかに正式版で変更された点は、「Flash」などのプラグインに起因するブラウザのクラッシュがサンドボックス化されるようになったことだ。例えばFlashや「Shockwave」がクラッシュした場合、影響を受けるのはそのプラグインだけとなる。プラグインを使用していたページは、プラグインのクラッシュ後も引き続き機能し、ページをリロードすることでプラグインを再度有効にすることができる。といっても、筆者が(本稿執筆時点までに)6時間テストしていた間には、この機能をテストする機会はなかった。
Safari 4はまた、ベータ版でないブラウザとして初めて「Acid3」ウェブ標準準拠テストに満点で合格したブラウザでもある。
URLバーでは「スマート」サーフィンをうたっているが、組み込まれているのは履歴とブックマークのみであり、この点は「Internet Explorer」と同様だ。ロケーションバーからのGoogleの「I'm Feeling Lucky」のような検索スタイルをデフォルトとしているブラウザは、依然としてChromeと「Firefox」のみだ。
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