アップルは2月24日、ウェブブラウザの最新版「Safari 4」のパブリックベータ版を公開した。英語版のみ提供されている。対応OSはMac OS X Leopardバージョン10.5.6およびSecurity Update 2009-001、Mac OS X Tigerバージョン10.4.11、Windows XP SP2以降、Windows Vista。
新機能を中心に紹介したフォトレポートはこちら。
Safari 4は新しいNitroエンジンの搭載により、JavaScriptの実行速度がSafari 3の4.2倍、IE7の最大30倍、Firefox 3の3倍以上速くなっているという。またHTMLウェブページの読み込みも、IE7の3倍以上、Firefox3のほぼ3倍の速さだという。
Safari 4のダウンロードページ
さらにSafari 4にはTop Sites、Full History Search、Cover Flow、Tabs on Topなどの新機能が搭載されている。各機能の詳細は以下のとおり。
- Top Sites:頻繁に訪れるページをプレビューで表示し、ワンクリックで好きなサイトにジャンプできる。
- Full History Search:最近見たページのタイトル、URL、テキスト全体を検索して、以前に訪れたサイトに戻れる。
- Cover Flow:訪問したウェブサイトの履歴やブックマークの検索などをiTunesでアルバムアートをめくるように操作できる。
- Tabs on Top:ドラッグアンドドロップによるタブ管理ツールや、新しいタブを開くためのボタンにより、タブを使ったブラウジングを簡単にする。
- Smart Address Field:Top Sites、ブックマーク、閲覧履歴からの見やすい候補リストを表示することにより、URLを最後までタイプする必要がなくなる。
- Smart Search Field:Google Suggestが提案する候補や最近の検索結果のリストをもとに検索を微調整できる。
- Full Page Zoom:ウェブサイトのレイアウトやテキストの品質を落とすことなく、拡大できる。
- ウェブ開発者ツール:ウェブサイトをデバッグ、微調整、最適化するためのウェブ開発者ツール。
- Windows用Safariの新しいWindowsネイティブルック:Windows標準のフォントレンダリングとネイティブタイトルバー、ボーダー、ツールバーを使い、ほかのWindows XPやWindows Vista用アプリケーションと同様の操作感を実現する。
まるでiTunesのようなSafari 4のCover Flow
Safari 4のTabs on Top
Safari 4のTop Sites