Googleは先週、一部のユーザーのせいで「Google Glass」の評判が悪くなっているため、規範的な行動についての公式ガイドをリリースする必要があると判断した。それをきっかけに筆者は考えてみた。Google Glass以外でも、テクノロジガジェットやサービスには多くの不適切な行動が伴う。ほかの企業もユーザーにアドバイスすべきだろう。だとしたら、筆者やその他の人が苛立ちを感じる以下の行為も、ガイドに追加する価値があるかもしれない。
このリストを作成するために、筆者は自分自身の提案に加えて、TwitterとFacebook、「Google+」のユーザーからも提案を募った。
Googleは、一部のユーザーが「Glasshole」(「glass」と「嫌なやつ」を意味する「asshole」の合成語)になってしまっていることを苦々しく思っているとしても、世界には「iPadhole」も大勢いるということを知れば、自らを慰めることができるだろう。iPadholeはあらゆるコンサート会場に出没し、「iPad」を振り回して、イベントの写真や動画を撮影する。筆者が最も大きな苛立ちを感じるテクノロジの使い方だ。AppleはiPadユーザーにそうした行動を慎むよう強く呼びかけくれないものだろうか。
iPadにカメラが搭載されていることは知っているが、公共の場でカメラとして使おうとすると、ほかの人の視界を遮ってしまうことも少なくない。これはやめるべきだ。フリップ式ケースを装着しているとさらに広い範囲を遮るので、特にやめてほしい。iPadholeのように振る舞う人々(あるいはiPad以外のタブレットを持つ非常識な人々)の写真が掲載されたウェブサイトを見たいという人には、iPad Is Not A Cameraをお勧めする。
テクノロジに関して最も苛立つことを教えてほしいとTwitterで呼びかけたところ、公共の場でスマートフォンのスピーカーから音を出さないでほしいという回答が最も多かった。本当に嫌がられる行為だ。
うるさい会話は誰も聞きたくない。飛行機やレストランなどの狭い場所では特に迷惑だ。同様に、他人が再生している音楽や、視聴している動画の音も聞きたくない。
だから、ヘッドセットを入手して、静かに話してほしい。
米国の多くの州や地域では、運転時に携帯電話を使用する場合はハンズフリーモードに設定することが義務付けられている。しかし、一部の人にとって、ハンズフリーは「イヤーズ(耳)フリー」という意味らしい。携帯電話を持って実際に耳にあてない限り、ハンズフリーと見なされると考えているようだ。
それは間違いだし、見ていて非常に腹立たしい。たくさんの人が、交通違反の切符を切られても、もっと悪いことに、注意散漫から事故を起こすリスクを冒してまで、携帯電話を使っている。それが彼らの選択したことだ。こうしたリスクを冒すのなら、少なくとも、車の中で滑稽な仕草をするのはやめよう。顔から少し離れたところで携帯電話を持ったからといって、ハンズフリーにはならない。
ずっと冗談で言ってきたことだが、スマートフォンに搭載すべき最高の機能の1つは、ユーザーが歩いている方向の景色を画面に映し出す特殊カメラだ。画面を見ながら歩いて、ほかの人や設置物、あるいはもっと危険なものにぶつかる人は多い。ということは、歩いているときはそれだけに集中すべきなのかもしれない。
やはり、誰もCathy Cruz Marreroさんのようにはなりたくないだろう。Marreroさんは2011年、噴水の中に歩いて入ってしまったところをショッピングモールの防犯カメラに撮影されて有名になった人物だ。Marreroさんはこの件に関するニュース報道で、自身の転倒について、「私が言うのだから間違いない。歩きながらテキストメッセージのやり取りをするのは危険だ」と話している。
白状しなければならないが、筆者は昔からこのルールを破ってきた。おそらく、今後も歩きながらスマートフォンを使い続けるだろう。ほかの多くの人も同じではないだろうか。とはいえ、これからは画面から顔を上げることが大幅に増えるかもしれない。
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