◇アップルイベントWWDC開幕日で発表された内容
アップルWWDC 2012、開幕--基調講演の内容を時間にそってお届け
アップル、Retina対応の新MacBook Pro--18万4800円から
アップル、Ivy Bridge、USB 3.0搭載の新MacBook Air--8万4800円から
OS X Mountain Lionが7月に1700円で発売--主要10機能
アップル、200もの新機能を追加した「iOS 6」を発表--「Siri」も更新
アップル、レーザー刻印対応の新iPadケースや新AirMac Expressも
新しいソフトウェアやハードウェアに関する期待が高まる中、Appleの開発者向け年次会議Worldwide Developers Conference(WWDC)がまもなく開幕する。
米CNETでは、過去数カ月間のうわさをまとめ、米国時間6月11日の基調講演で発表が期待される製品の一覧を作成した。
WWDCのチケットを開発者の間で入手困難なものにしている理由の1つがiOS 6だ。「iPhone」「iPad」「iPod touch」、さらに「Apple TV」を駆動するこのソフトウェアは、開発者がアプリを販売する場所であるApp Storeをも擁している。同ソフトウェアは通常、年に1度大きなアップデートを施されており、2012年も例外ではない。
うわさでは、地図アプリが大幅に変更されると言われている。「なんだ、ただの地図か」と思うかもしれないが、Googleが先週に入ってデモを披露したような3D機能が搭載されるのではないかという憶測が流れている。
iOS 6に関するもっと刺激的なうわさとしては、「Siri」の追加がある。これは少なくともiPadユーザー向けの話だが、9to5Macは6月に入って、Appleが自社の最新タブレットに同音声アシスタントソフトウェアを追加しようとしていると伝えている。現在、SiriはiPhone 4Sでしか利用できない。
他に登場しそうなものとしては、Facebookの統合(前にも聞いたような話だが)がある。さらに、「Mountain Lion」における変更に基づいて、「Safari」や電子メールのようなシステムアプリに対する複数の小さなアップデートがあると予想されている。
これら新機能がいつ登場するかというのは、また別の問題だ。Appleの過去の実績から考えると、開発者でない限り、これらを11日に入手できるとは思わない方が賢明だろう。Appleは通常、同OSのベータ版を開発者向けに複数提供した後、正式版をリリースする。ソフトウェアにはバグ、そして、土壇場で調整を必要とするような機能がつきものだからだ。
Appleが次に用意している、大きなネコ科の動物の名を冠した同OSはこの2月に公開された。その発表は多くの開発者を驚かせた。開発者らは、この4カ月近くを使って自身のアプリを同OSの新機能に対応させてきた。それらの対応には、Mac App Storeでアプリを販売するために必要とされるものも含まれる。
Mountain Lionについて簡単に振り返ると、同OSは、iOSが持つ複数の機能(例えば、「Notes」や「Reminders」)をMacで使えるようにしている。また、Mountain Lionは、Twitter統合、Appleの「Game Center」、「iMessage」サービスなども加わり、「Gatekeeper」と呼ばれる新しいセキュリティ機能も搭載。Gatekeeperは、どのアプリをインストールするかを制御することでマルウェアの侵入を防ぐよう設計されている。
Appleは、Mountain Lionの価格とリリース日を発表するものと期待されている。2011年に登場した「Lion」の場合、価格は34.99ドルで、リリースは7月上旬だった。
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