総務省は3月25日、2008年度第3四半期(10〜12月末)の電気通信業界のシェア状況を公表した。
まとめによると、2008年度第3四半期の固定電話の加入者全体におけるNTT東日本/西日本のシェアは前期比0.6ポイント減の85.1%となり、依然として減少傾向が続いた。
このうち、IP電話全体におけるNTT東日本/西日本のシェアは前期比1.7ポイント増の37.4%となり、21.4%で2位となるソフトバンクBBとの差を拡大。一方、市外局番が一般電話と同じ局番で始まる0ABJ番号IP電話の利用数におけるシェアでは、NTT東日本/西日本が前期比0.5ポイント減の70.9%と微減に対して、KDDIが同0.5ポイント増の12.5%と、わずかにシェアを伸ばした。
携帯電話・PHSの契約数では、NTTドコモが49.1%(前期比0.2ポイント減)。次いでKDDIが27.7%(同0.2ポイント減)、ソフトバンクモバイルが18.1%(同0.2ポイント増)と続き、携帯電話キャリア3社では唯一ソフトバンクモバイルがシェアを上昇させている。
ブロードバンド全体における契約数では、NTT東日本/西日本は前期比0.7ポイント増となる49.2%でシェアを拡大。このうちFTTHの契約数では、NTT東日本/西日本が73.7%(同0.3ポイント増)、電力系事業者が10.4%(同0.1 ポイント増)、KDDIが5.4%(同0.05ポイント減)と続いた。一方、DSLの契約者のシェアトップはソフトバンクBBの38.2%(同0.1ポイント増)で、NTT東西(36.0%)との差を広げた。
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