総務省は10月10日、2007年度の通信トラフィックに見る通信サービスの利用状況(速報)について報告書を公表した。
総務省のまとめによると、加入電話の契約件数は4478万件、ISDNは645万件となり、それぞれ前年度比で7.0%、7.9%の減少。その一方で、IP電話の利用番号数は1756件で、前年度比で21.3%増加した。
移動系通信サービスでは、携帯電話の契約件数は1億272万件(対前年度6.2%増)。PHSは461万契約で対前年度7.3%減少。全体では1億734万契約で、対前年度比5.5%の増加となった。
国内における総通信回数は、1171億1000万回となり、前年度比2.3%の減少。発信回線の種類別では、固定系が46.7%、移動系が47.2%、IP電話が6.2%で、固定系が占める割合が前年から8.4%低下し、IP電話が占める割合が25.7%増加した。
総通信時間では、前年度比2.1%減少の42億4000万時間を記録。通信回数同様、固定系が前年度比で11%減少した一方で、IP電話、携帯電話、PHSがそれぞれ17.8%、4.5%、1.5%増加した。また全体に占める割合では、固定系が43.3%、移動系が48.4%、IP電話発信が8.3%となり、初めて移動系が固定系を上回った。
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