NTTドコモは1月31日、PHSサービスを2007年度第3四半期(10〜12月)をめどに終了すると発表した。具体的な日程については顧客の利用状況をみながら決めるとしている。
ドコモではPHS事業の採算が見込めないことから、2005年4月末で新規申し込みの受付を終了していた(関連記事)。「PHS事業はNTTの(ISDN)回線を利用しており、コスト高となっていた。加入者数が300万件いかないと利益が出ない構造だったが、その見込みが立たないうえ、老朽化した設備を更改するには4000〜5000億円かかる。このため、事業の廃止を決めた」とドコモ代表取締役社長の中村維夫氏は説明する。
ドコモのPHS利用者数は2005年12月末時点で88万2300件となっている。これらの利用者に対してはFOMAなど携帯電話への移行を促す。既存の設備については、交換機や古い基地局は撤去するものの、一部の新しい基地局は携帯電話に転用するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス