大日本印刷と同社の100%子会社のモバイルインパルスは11月1日、印刷物と携帯サイトを連携させる新サービスを本日より開始すると発表した。
今回開始するサービスは、各種印刷物と携帯電話を連携し、通信販売やイベントなどの活性化を目的としたASPサービスだ。ユーザーが印刷物をカメラ付き携帯電話で撮影、画像をメールに添付して送信するだけで、その画像の関連情報が返信されるというもの。まず、企業側が印刷物の画像と、これに対応する関連情報をサーバに登録する。サーバにはアイ・ウェイブ・デザインとクレメンテックが提供する画像認識システムが搭載されており、このシステムによってメール添付の画像と登録済みの画像を照合し、対応する関連情報を返信する。
このシステムは二次元コードや電子透かしの場合と異なり、既存の印刷物を利用できたり、商品点数が多いカタログやデザイン重視の印刷物などにも対応できる。また、対象画像の30%以上が撮影されていれば認識できるほか、上下左右の傾斜撮影やモノクロコピーを撮影した画像に対応するのも特徴だ。
月額運用費については、携帯サイトやコンテンツの企画・制作費などを除き、画像登録数50件までが40万円、100件までが50万円、500件までが125万円、1000件までが200万円となっている。出版社や通信販売事業者、流通業者、メーカーなどを販売対象としており、同社では平成18年度で導入企業50社、売り上げ1億円を目指す。
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