ソフトバンクBBは2月10日、「Yahoo! BB」ブロードバンドサービスにおいて、次世代インターネットプロトコルIPv6に対応したサービスを提供すると発表した。
IPv6は、現行のIPv4に替わる将来の標準プロトコルと見込まれているもので、これによってIPアドレスの数が大幅に増えるため、PCだけではなく家電や周辺機器にもアドレスを割り当てることが可能になる。
IPv6に対応したサービスは、三段階に分けて計画されている。2005年2月からソフトバンクBB社内で試験を始め、6月からは一般のYahoo! BB利用者からトライアルサービスの参加を募る。そして、本格的なサービスは12月から開始する予定だ。
IPv6に対応した一般向けの接続サービスとしては、すでにNTT東日本が2004年1月より開始した「FLET'S.Net」(フレッツ・ドットネット)など、いくつかのプロバイダが始めている。こうした他社に比べて、ソフトバンクBBのサービスは既存の利用者が比較的簡単な手順で利用を開始できることが特徴だ。また、IPv6に対応したマルチキャスト配信技術を始めとするアプリケーションの提供が予定されているほか、家電を含めたホームネットワークの大規模実証環境などでの利用も見込んでいる。
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