日本レジストリサービスは、JPドメイン名のネームサーバに付与されたIPv6アドレスがルートサーバに登録されたと発表。これにより、インターネット上で通常の名前解決による参照が可能となった。
「.JP」は、「.KR(韓国)」とともにトップレベルドメイン(TLD)としてIPv6に完全対応するのは世界初。.JPドメイン名を持つIPv6アドレスが付与された機器にアクセス可能な環境を構築できることになり、日本におけるインターネットのIPv6化が大きく前進した。
JP DNSにIPv6アドレスを登録、サーバへのアクセスを可能とすることは国内利用を前提として進められてきた。しかし、インターネット全体に広げるためにはIANAが管理するルートサーバに登録される各TLDのネームサーバのアドレスとしてIPv6アドレスを追加する必要がある。また、ルートサーバ自身にIPv6アドレスを付与する必要があるという課題があった。今回のJPドメイン名のIPv6の完全対応によって課題のひとつが解決されたことになる。
日本レジストリサービスでは、今後、ルートサーバへのIPv6によるアクセス可能化へ向けて開発研究を続行し、次世代インターネットの普及促進に努めるという。
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