朝、ひどい二日酔いで目を覚ますと、酔った勢いで夜中の3時に昔のパートナーに電話したことを急に思い出し、ますます気分が悪くなった経験はないだろうか?
場合によっては、相手への謝罪や裁判所からの禁止命令、相手の新しいパートナーによる「フレンドリーな訪問」(そしてこのパートナーが、禅道会空手の黒帯だったり、地下組織の幹部だったりする)、その他もろもろの屈辱が、苦しみに輪を掛けることになる。
定額プランやバンドルサービス、割引キャンペーンなどに溢れるクリスマス前のモバイル市場で、オーストラリアのVirgin Mobileは、人々が酔っ払ってこのような恥ずかしい電話をかけずに済むサービスを提供し、他社との差別化を図ろうとしている。
Virgin Mobileが409名の個人を対象に調査を行ったところ、95%の人が酔っ払いながら電話をかけた経験があることが分かった。このうち30%が昔のパートナー、19%が現在のパートナー、36%が上司など他の人に電話したと回答している。Virgin MobileはVirgin GroupとOptusのジョイントベンチャー。
Virgin Mobileによると、同社は12月1日(現地時間)より、酔っ払った状態で電話をかけたくない相手の電話番号登録を受付開始する。相手先電話番号の前に「333」をつけてダイヤルするだけで登録手続きは完了だ。電話番号を登録すると、同社はその番号への通話を翌朝6時までストップしてくれる。このサービスの料金は登録1回当たり25セント。
モバイル企業の間では顧客を囲い込むための価格競争が激化しており、11月30日には数多くのサービスが発表された。Virginは最大200オーストラリアドル分のモバイルサービスが含まれる、月額45オーストラリアドルの新定額プランを提供開始した。一方ライバルのVodafoneも月額49オーストラリアドルの新定額サービスを開始しており、これを利用すると最大230オーストラリアドル分のサービスを利用できる。
一方Optusは、近距離電話と同じ通話料金で海外に電話できる携帯電話サービスを売り込んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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