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シスコ、今夏に新型エンタープライズルータを投入へ

2004/06/11 13:49
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 CNET News.comが情報筋から入手した情報によると、Cisco Systemsは、企業の支店や営業所などでの利用に的を絞った新型ルータ2機種のリリースを今夏に計画しているという。この新製品投入には、同社が何年も前からほとんど独占してきた旨みの多いこの市場で、同社に迫るライバルを突き放す狙いがある。

 Juniper Networksに近い情報筋によると、Ciscoのライバルである同社は来週、法人向けに一連のルータを発売する予定だという。数カ月前から登場が待たれていたJ-シリーズというこのルータは、Cisco製品のなかでも最も売れ行きの良い1700、2600、3700などのルータと競合するものだ。

 Cicso製品に詳しい情報筋によると、同社はJuniperのこの動きに対抗し、大企業向けの次世代IPルータ2機種で反撃に出るという。

 Ciscoの関係者は未発表の製品についてはコメントできないとしている。しかし情報筋は、これらはCiscoの1700および2600ルータの後継機種になる、と話している。

 Ciscoのパートナーで、同社のスイッチングルータ製品にセキュリティ技術を提供するSafeNetのCEO(最高経営責任者)、Anthony Caputoは、新型ルータにはVPNやファイヤウォールといったハードウェアセキュリティ機能が初めて搭載されるという。これらの製品は、ソフトウェアモジュールとして今まで別売されていたものだ。また、同社に詳しい別の情報筋によると、両製品にはさらに音声トラフィックを処理する新型マイクロプロセッサも搭載されるという。

 「スイッチ製品にセキュリティ機能を標準搭載するのは、Ciscoのこれまでの取り組みからも明らかだと思う。セキュリティ機能を設計段階から組み込むことで、余分なコストを削減できる。ネットワーク企業や一般IT企業の間では、製品へセキュリティ機能を組み込むことが明らかにひとつのトレンドとなっている」(Caputo)

 何年もの間ライバル不在だったCiscoのエンタープライズルータ事業も、じきにライバルからのプレッシャーに直面する可能性がある。同社のライバル企業は、この市場に参入し、同社から売上を奪うことで、自社の売上拡大を狙っている。

 Ciscoはこれに対抗して、製品に新たな機能を追加することで、ライバルを蹴落とそうとしている。優れた製品を擁し、顧客サービスの評判もいいCiscoがいるため、他社がこの市場に参入するのは非常に難しい。そして、Cisco製品の機能が強化されれば、参入への壁がさらに高くなり得る。

 それでもCiscoは、既に通信事業市場で実績のあるJuniperから、本物の戦いを挑まれることになるかもしれない。

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