NECおよび米Novellは12月15日、NECの高可用性クラスタソフトウェア「CLUSTERPRO X 3.0」が日本を含むグローバル市場で「SUSE Linux Enterprise Server 11」の認証(Novell Ready)を取得したことを発表した。
NECは、この認証の取得により、SUSE Linux Enterprise Server 11の環境で、HAクラスタリングによる高可用な業務継続を可能とするITシステムの実現をグローバルに支援するという。また、NECとノベルは相互協力を図り、ミッションクリティカルシステムへのLinuxの適合性をさらに高めていく意向だ。
CLUSTERPROは、ITシステムの可用性を向上するソフトウェア。日本を含むアジアパシフィック地域におけるクラスタリングソフトウェアの分野で、高いシェアを持つという。障害検出時に業務やアプリケーションをフェールオーバーする機能から、ディザスタリカバリ機能までを装備し、ミッションクリティカルな業務継続をサポートするという。また、CLUSTERPROは、WindowsおよびLinuxを含む幅広いプラットフォームをサポートしている。特にLinux市場には早期に参入し、多くの導入実績を持つという。
一方のSUSE Linux Enterprise Serverは、ミッションクリティカルな業務を遂行する物理および仮想の両環境に対応するオペレーティングシステム。SUSE Linux Enterprise Serverの基盤によって、企業は各種のビジネスサービスを提供することができる。また、セキュアなネットワークを確保しながら、複数のITリソースの管理が可能になるとしている。
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