McAfeeのCEOであるDave DeWalt氏によると、接続機器の数は、現在のおよそ10億台から10年後には500億台に増加することが予測されるという。同氏はビデオ発表で、この増加により通信と商取引における機会が新たに形作られるが、サイバー犯罪者やサイバーテロリストらも、ネットのオープンなアーキテクチャを利用してユーザーに危険を与えたり、インターネットの将来を脅かしたりすることになるだろうと述べた。次世代のサイバーセキュリティに取り組むことが、IntelとMcAfeeが協力を決意した主な理由であり動機であると、DeWalt氏は述べた。
今回の買収は、IntelとMcAfeeがすでに共同で取り組んでいる複数のプロジェクトの流れを汲むものでもある。両社はこれまで18カ月間にわたって、セキュリティを改善する方法について共同で取り組んできたとJames氏は電話会議で述べた。
James氏は、「互いとともに作業し、セキュリティの改善について共通の見解を抱いていることに気が付いたため、この方向に進むのは自然な流れだった」と述べた。
買収後の最初の製品は、2011年初頭にリリースされる予定であるとJames氏は述べたが、詳細については何も明かさなかった。
買収後も、ソフトウェアを利用してハードウェアを強化することにより事業を拡大するというIntelの戦略は続けられるとJames氏は付け加え、そのほんの1例として、同社の2009年のWind River Systems買収を指摘した。
McAfeeの株主の承認と規制上の手続きを経て、買収は完了する予定であり、Intelは2010年末までにこれが完了することを望んでいる。買収が完了すれば、McAfeeは、IntelのSoftware and Services Groupに関連する完全子会社として事業を展開する。
Intelは、McAfeeの経営陣が買収完了後も長期にわたって同社に残ると約束してくれたと述べた。またIntelは、McAfeeブランドと全McAfee製品の推進に努めるとも述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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