ある報道によると、Time WarnerとNBC UniversalはAppleに対し、両社の「Flash」対応のビデオライブラリを、「iPad」互換にするために時間と資金を費やすつもりはないと述べたという。
New York Postが米国時間5月27日、匿名の情報筋の話として両社の拒絶を報じた。
AppleのiPadは4月の発売以来、米国内で爆発的に売れており、これまで「iPod」「iTunes」「iPhone」を送り出してきたAppleの、エンターテインメントおよびコンピューティング業界における地位はさらに強固なものとなった。同社の市場価値は、かつての強敵Microsoftを上回るようになった。
しかし、その権力に同社は慢心してしまっているという声もある。AdobeのFlashソフトウェアを巡りAppleがAdobe Systemsに仕掛けた論争は、Appleが自身の高まる影響力に酔っていることの表れの1つだと指摘する声もある。
iPadは、ウェブベースの動画やビデオを作成し視聴するために、よく使われるアプリケーションであるFlashをサポートしない。AppleはFlashを、プロプライエタリで時代遅れ、さらには安全性と安定性に欠けると述べている。それに対しAdobeは、Appleは支配欲の強い企業になりつつあるのかもしれないとやんわりと示唆した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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