Googleの親会社であるAlphabetが第4四半期決算(12月31日締)を発表した。モバイル検索および広告売上高が堅調に伸びた。
純利益は53億ドル(1株あたり7.56ドル)だった。売上高は前年同期比22%増の261億ドル、非GAAP利益は1株あたり9.36ドルだった。TACを除く売上高は212億5000万ドル。
ウォール街は、売上高を253億ドル、1株あたり利益を9.67ドルと予想していた。TACを除く売上高は251億8000万ドルと予測されていた。
Googleの売上高は、前年同期の223億ドルから増加して258億ドルとなり、Alphabetの第4四半期売上高の大部分を占めた。Google事業には、エンタープライズクラウド、ソフトウェア、データ管理製品などが含まれる。
Googleは、ハードウェア事業の売上高を明らかにしていないが、第4四半期に、「Pixel」端末と「Google Home」という2つの主要製品シリーズをリリースしている。
広告は引き続き、安定した収益源となっている。総広告売上高は17%増の224億ドルとなった。前年同期比で、平均クリック単価(CPC)は15%減少したが、有料クリック数は36%増加した。
「Nest」や「Fiber」のほか、Alphabetのヘルスケア関連の取り組みやその他の不確実なプロジェクト(「ムーンショット」)を含むOther Bets部門の売上高は2億6200万ドル、営業損失は11億ドルとなった。前四半期の損失額は8億6500万ドルだった。
Alphabetの最高財務責任者(CFO)を務めるRuth Porat氏は声明で、「第4四半期の成長(中略)をけん引したのは、モバイル検索と『YouTube』だった」と述べた。「Googleが新しく投資した分野で大きな勢いを見せており、Other Betsでは継続して力強い進歩が見られる」(Porat氏)
第1四半期について、ウォール街は売上高を237億1000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を9.34ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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