レジャーや体験プランの予約サービス「asoview!(アソビュー)」を運営するアソビューは1月25日、台湾の旅行会社である雄獅旅遊(ライオントラベル)と提携したことを発表した。台湾を含む中華圏の訪日観光客に対して体験プランを販売する。アソビュ―が海外旅行会社と提携するのは初めて。
台湾を含む中華圏の訪日観光客は、ライオントラベルのサイトを通して、asoview!の提供する体験プランを検索・予約し、クレジットカードによる事前決済が可能となる。まずは、約40プランから販売をスタートし、将来的には中国語に対応できる全プランの予約を可能にしたいとしている。
同社によると、2016年は中華圏から約800万人が日本を訪れたという。中でも、台湾から日本を訪れる観光客数は世界で2番目に多く、そのうち約80%がリピーターであり、平均で約4.5回日本を訪れているという。また、2回目以降に日本を訪れる観光客の行き先は、ゴールデンルートから地方へと変わり、訪日の目的も買い物だけではなく現地での遊びへと変化しているそうだ。
このようにニーズが移行している一方で、情報発信が不足しており、日本ならではの体験・遊びが見つけづらい、予約手段がないといった受け入れ側の課題も残っていると同社は指摘する。
また、台湾でも長期休暇となる春節(中国の旧正月)時期には訪日観光客が増加する。2016年には、春節期間を含む1カ月間で約50万人が中華圏から日本に訪れ、訪日外国人観光客数全体の26%を占めたという。そのため、1月28日より始まる2017年の春節時期にも、訪日観光客数はますます増加することが予想されている。
同社では、こうしたタイミングを受け、台湾の旅行会社であるライオントラベルと連携。春節に向けて、体験プランの販売を開始することにしたと説明した。
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