Spotify、レーベル各社との再契約を交渉中--レーベルへの支払い額が争点に

Daniel Van Boom (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年08月25日 08時59分

 2017年に上場する可能性があると噂される音楽配信サービスのSpotifyだが、同社はそれまでに、大手音楽会社との再契約を実現したいと思っているに違いない。

 同社は、レコードレーベル各社との間で使用料をめぐる交渉が難航しているとThe Wall Street Journalが報じている。同紙によると、SpotifyはUniversal、Sony、Warnerの3大レーベルに同社収益の55%を支払っていると言われているという。

 ちなみにMusic Business Worldwideによると、AppleはApple Musicの売り上げの58%をレーベル各社に支払っていると言われている。Spotifyは現在、3大レーベルとの長期的な契約が切れた状態で、各社と1カ月単位の契約を結びながら交渉を進めているとMusic Business Worldwideは報じている。

 Spotifyは、アーティストらへの支払額が低いとして一部から批判も浴びている。Taylor Swiftさんはこれに抗議して、自身の楽曲を同ストリーミングサービスから引き上げた。Britney SpearsさんやFrank Oceanさんらも、新作アルバムをApple Music限定で配信している。同様にBeyonceのアルバム「Lemonade」は、彼女の夫であるJay-Zが所有する音楽ストリーミングサービス「Tidal」で独占配信されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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