米ヤフー第1四半期決算、減収減益--中核事業の低迷続く

Jake Smith (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2016年04月20日 10時41分

 米Yahooは米国時間4月19日、2016年第1四半期(3月31日締め)決算を株式市場の取引終了後に発表した。同社が報告した売上高は10億9000万ドル、1株あたりの利益は8セントで、アナリストの予想をかろうじて上回った。

 第1四半期の売上高は前年同期比で12%減少し、1株あたりの利益は15セントだった前年同期からほぼ半減した。

 Yahooは、精彩を欠いた決算を発表する一方で、物言う株主のヘッジファンドStarboard Valueをはじめとする投資家から強まる圧力を受けて、中核事業の買い手を探し始めている。

 Yahooは決算報告書の中で、同社の中核事業が低迷を続けていることを明らかにしている。

 Yahooのホームページと「Yahoo Mail」を含むグループの売上高は、入札プロセスにおける最大の目玉でもあるが、前年同期の10億4000万ドルから8億5900万ドルに減少した。

 モバイル事業も減少し、売上高は2015年第4四半期の2億9100万ドルから、今回の2016年第1四半期には2億6100万ドルになった。

 Thomson Reutersがまとめた予想によると、決算全体においてアナリストらは売上高を10億8000万ドル、1株あたりの利益を7セントとしていた。予想をかろうじて上回った決算発表を受けて、Yahooの株価はわずかに上昇した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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