セクシャルハラスメントを行ったとして先週提訴されたYahooのエンジニアリング部門幹部が米国時間7月16日、名誉毀損で反訴した。
エンジニアリング部門のシニアディレクターであるMaria Zhang氏は、性行為を強要したとして、主任ソフトウェアエンジニアのNan Shi氏から訴えられた。Shi氏の元々の訴状によると、Shi氏がZhang氏の誘いを拒絶すると、Zhang氏はShi氏の業績を否定的に評価し、Shi氏は最終的に解雇されたという。
Zhang氏は反訴状の中で、Shi氏の告発を「完全に非人道的」と評している。また「不当な損害を与えるためだけに、このような極端な濡れ衣を着せるのは、完全に非人道的な行為」と書かれている。
同社のエンジニアリング部門シニアディレクターのMaria Zhang氏は、課題の多いインターネットポータルを立ち直らせるためのYahooの戦略の中でも重要な、モバイル分野において主要な役割を担っている。「Yahoo Sports」「News Digest」を含むYahooの複数のモバイル事業で、Zhang氏はコンテンツおよび開発者向けツールのチームを率いている。
Zhang氏は反訴状の中で、Shi氏が訴訟を起こしたのは職を維持し、金銭的な利益を得るためだ、と主張している。反訴状によると、Zhang氏はShi氏の「非直属」の上司ではあったが、Shi氏の実際の上司は別の技術主任だったという。また、別の2人のマネージャーから芳しくないフィードバックを受けたShi氏は、解雇されて「莫大な金額」相当の権利未確定株を失うのではないかと恐れたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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