Squareによる新たな買収は、このモバイルコマースプロバイダーの戦略が次に向かう先について、少しばかり明らかにしている可能性がある。
サンフランシスコに本拠を置く商用サービスアグリゲーターのSquareは、写真の整理や共有を行うプラットフォームを手がけるViewfinderを買収した。
Squareで最高技術責任者(CTO)を務めるBob Lee氏は米国時間12月3日、同社のエンジニアリングチームのブログに掲載した発表の中で買収を認めた。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
「ニューヨークとシアトルで作られた」と自称するViewfinderのプラットフォームは、「直感的」な写真整理と高いセキュリティ管理機能をうたっている。
Lee氏は、「シンプルでエレガントなモバイルアプリケーションを構築することにおける、Viewfinderチームの専門知識」を称賛し、今回の買収はSquareの「商取引を誰にとっても簡単にするミッション」を支援するものだと位置づけた。
この声明以外に、SquareがどのようにViewfinderを活用する計画なのかはあまり明確になっておらず、企業向けに顧客の画像を整理するアプリになるのか、またはエンドユーザー向けにSquare独自の位置情報ベースのアプリを強化するのに役立てるのかは不明だ。
Viewfinderのチームは今後、Squareのニューヨークオフィスから営業活動を行い、東海岸におけるSquareのオペレーション部門のシニアメンバーとしてもかかわる予定だ。
Lee氏はさらに、今回の人材増強が、2014年中にニューヨーク市のエンジニアリングチームの規模を3倍にするというSquareの目標に貢献することも明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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