Googleはフランスにおいて、同社のプライバシーポリシーを3カ月以内に変更するか、さもなければ罰金を覚悟するよう命じられた。
フランスのデータ保護当局であるCNIL(情報処理及び自由に関する全国委員会)は現地時間6月20日、ユーザーデータの収集に関するGoogleのポリシーが、いまだにフランスの法律に違反しているとして同社を非難した。もしもGoogleが向こう3カ月以内に同ポリシーを改定しない場合、15万ユーロ(約19万8000ドル)の罰金を科されることになる。また、その後も違反が続いた場合、30万ユーロ(約39万6000ドル)という罰金がさらに科されることになる。Reutersが報じた。
CNILがGoogleに求めている変更は具体的には以下のようなものである。
CNILは2012年2月から10月にかけて、Googleのプライバシーポリシーが欧州の法律を遵守しているかどうかを判断する調査グループを主導した。この時の調査結果に基づき、同グループは10月にGoogleに対して、4カ月以内に同社のポリシーを見直すよう勧告していた。しかしCNILは、Googleがまだ「遵守に向けた有意義な対策」をとっていないとして、非難した。
もしもGoogleが応じない場合、同社はフランス当局の怒りを買うだけでは済まなくなる。
Reutersによると、CNILの委員長Isabelle Falque-Pierrotin氏は「7月末までに、(EUのデータ保護に関する)タスクフォース内におけるすべての当局がGoogleに対して強制力のある措置を講じるだろう」と述べているという。
そうなれば、Googleは欧州全域で莫大な額の罰金を命じられる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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