OracleとGoogleの法廷闘争はここ数カ月の間それほど表立った動きがなかったが、ここへきて新たに大きな展開を見せるかもしれない。
Reutersが報じたところによると、Microsoftは米国時間2月19日に米連邦巡回控訴裁判所に提出した書類の中で、同社としてOracleを支持する意向を伝えたという。
米CNETはOracleに確認のため連絡を取ったが、同社はコメントを拒否した。
現時点ではこれ以上の詳細は得られていないものの、本訴訟は、Google傘下に入ったMotorola Mobilityを相手取ってMicrosoftが展開している、他の特許関連訴訟と同様の扱いを受けることになりそうだ。
これまでの経緯を振り返ると、まずOracleが2010年、モバイルOS「Android」に採用された37件のJava APIの使用に関する著作権侵害をめぐってGoogleを提訴した。
Googleは、プログラミング言語Javaを利用するにはこれらのAPIが必要で、Javaが自由に使える以上、APIも自由に使えると主張した。Oracleは、GoogleがSun Microsystemsのライセンスを取得しないまま意図的に当該APIを使用したとの主張を試みていた。Sun Microsystemsは2010年、Oracleに買収されている。
だが2012年5月、サンフランシスコにあるカリフォルニア州北部地区米連邦地方裁判所において、陪審はほぼすべての著作権侵害クレームとすべての特許侵害訴訟について、Googleに有利な判決を下した。
現時点でOracleは、再審の申し立てが連邦判事によって棄却されたことを受け、不服申し立てに向けて動いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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