最近不調に陥っているAcerが「Windows 8」に対する需要の低さを非難している。
AcerのプレジデントJim Wong氏は、米国時間1月28日に公開されたBloombergのインタビューで、「Windows 8自体は、成功したとはまだ言い難い」と述べた。「Windows 8発売後に市場全体が成長路線に戻っていない。これは、同OSが成功か失敗かを判断する簡単な方法だ」(Wong氏)
Acerは、2011年通期で損失を出したことで批判されているが、The Wall Street Journalによると、2012年も損失を計上する可能性があるという。同社は先週、Gateway、Packard Bell、eMachines、E-TENのブランド価値に関して1億2000万ドルの減損を計上することを明らかにするとともに、eMachines製品の打ち切りを発表している。
一方、台湾を拠点とするPC企業のAcerは、「Chrome」ベースのノートPCについて、手応えは好調と感じている。「Chromebook」は、Acerの米国におけるPC出荷数で5%から10%を占め、同社における高い売り上げを生み出したとBloombergは報じている。
Wong氏は、「そのマーケティングおよびプロモーションすべてがWindows 8ほど広範囲ではなかったので、この成功には勇気づけられる」とインタビューで述べた。Chrome OSは、Windowsのようなライセンスコストが不要だが、Acerは一方で、広告やマーケティングに資金を投入する必要があった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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