Twitterやヤフー、「ソーシャル防災訓練」の参加者を募集

 ヤフー、Twitter Japan、J-WAVE、森ビルは1月23日、ソーシャル防災訓練実行委員会を組織し、災害時にソーシャルメディアを効果的に利用するためのイベント「第2回ソーシャル防災訓練」を開催することを発表した。同日より参加者を募集する。同イベントは、渋谷区が東京都と協力して2月6日に実施する「渋谷駅周辺帰宅困難者対策訓練」内で開催される。

  • 第1回ソーシャル防災訓練の様子

 2012年9月に開催された第1回の訓練には約100名が参加。参加者はヤフーの「防災速報アプリ」で地震発生を確認後、帰宅困難者となった想定でTwitter上で発信された情報をもとに六本木ヒルズに避難するなどした。また、参加者は危険な場所や災害に役立つ情報をツイートしながら避難した。

 第1回の参加者からは「ソーシャルメディアに関する知識を持つだけでなく実践的な訓練が必要」といった感想が寄せられたという。一方で「ソーシャルメディアによる避難情報は、多くの情報に埋もれて見つけにくい場合がある」という課題も浮き彫りになったそうだ。

 第2回の訓練では渋谷区や東京都などと協力することで、より実際の災害時に近い状況での訓練を実施。前回の課題を踏まえて、ヤフーは防災速報アプリを使って「避難情報」を実験的に配信する。また、Twitter Japanはライフラインアカウントとして認証している東京都や渋谷区のTwitterアカウントのフォローを推進するという。

 また、ネット上(被災していない人を想定)から避難訓練参加者を支援する支援訓練プログラムも実施。ネット上からできる支援を自らで考えてツイートできるようにする。さらにJ-WAVEはミニFM局を設置し、大規模災害時にネットにつながりにくくなるケースを想定して、訓練に関する正しい情報をラジオで放送するとしている。

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